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活動スケジュール・報告
 
エコパートナーくまもとワーキンググループ「活動報告
リユースビン視察ツアー 〜大口酒造協業組合・エコボ水俣〜
環境教育総合プロジェクトワーキンググループ
(記事・写真 : 荒木ひとみ、森田美加)
2003年4月から南九州で始まったリユースビン回収システムの取り組み。
リユースビンを導入している「大口酒造協業組合」と、洗ビン工場である「株式会社田中商店」を訪ねて、リユースビンの回収状況について伺いました。
・大口酒造協業組合 〜リユースビン(Rビン)の導入状況〜
・株式会社 田中商店(エコボ水俣) 〜使われたビンの行方〜
・参加者の感想
大口酒造協業組合 〜リユースビン(Rビン)の導入状況〜
地域で守られている「伊佐焼酎」
大口酒造では、向原常務理事から説明を受けました。
伊佐盆地は鹿児島の北海道と言われるほど寒い地域で、その気候は蒸留酒の製造に適している。不純物をろ過しやすいのだそうです。

周辺は田んぼ。米の産地。仕込みは米麹、原料は芋。
主に南薩産の芋を使用。
●900mlにした理由
1.1.8Lでは量が多すぎる。
2.720ml化粧ビンは大口酒造でも4種類作っているように、種類が多く、統一するのに困難。
そこで、5合ビン(900ml)になった。(世界的には750mlが主流)

●Rビンの回収率は?
年間120万本のRビンを出荷。現在、回収率は1割弱。
3〜4割になると採算ベースに乗る。

回収されない9割のビンは、すべてがリサイクルに回されているわけではなく、醤油も含め、他のメーカーでリユースされているものも多い。
灘、伏見の清酒メーカーが1.8Lの新ビンを供給し、九州の焼酎メーカーがリユースしていたのと同じ流れ。(今は清酒メーカーからの新ビンの供給が減り、九州ではビンが不足している)

●利点
酒造メーカー:回収率が3〜4割になれば投資効果は出る。
小売店:ワンウェイ容器は、廃棄のために費用がかかる。Rビンならば利益を乗せることができる。
製ビンメーカー:ここが問題。ワンウェイビンよりRビンが利益率は高い。

3者とも社会的責任を果たすことができる。

株式会社 田中商店(エコボ水俣) 〜使われたガラスビンのゆくえ〜
洗ビン工場を見学し、田中専務からお話を伺いました。
エコボ水俣は、平成13年、水俣エコタウン中核事業として展開。現在フル稼働中。
その要因は、見学コースを設けたことが挙げられるそうです。
人が人を呼んで、営業につながってきたそうです。

●リターナブルビン(Rビン)からワンウェイへ。
以前は、ガラスビンが主流だった。
チキンラーメンが発売されたインスタント革命の頃から「容器」が変わり始めた。使い捨てビンの第1号がオロナミンC。
コカコーラ1Lビン最盛期の17億本が現在ペットボトル化している。
ビールは、ガラスビン36%、他は缶とサーバーに。

●Rビンの再生
このままでは、ビン商は淘汰される!!そこで、Rビンの復活を仕掛けてきた。

Rビンシステムが成り立つのはまず水俣市の分別によるところが大きい。
水俣市民が丁寧に分別したものは商品価値がある。消費者である市民が分別したものをリターナブルとして使わないわけにはいかない。
それでも人口3万人の市民が出す量はひと月に2,000〜3,000本。社の処理能力(500万本/年)の一時間分ほど。北海道、東京方面からの回収が5〜6万本。全国からビンを回収、提供している。

●Rビン効果 〜Rビン回収システムで変化する水俣市〜
消費者の意識:水俣市ではRビン入りの焼酎を飲まねば、との声が広がりつつある。
居酒屋さん:キープのボトルに油性マジックで名前を記入するが、洗ビン工程で落ちにくいことから、ラベル上にシールを貼ることに変えようと動きが出ている。
行政:水俣市収集カレンダーや広報誌には生ビンとして回収するもののメーカー名と銘柄の写真が掲載され、市民に呼びかけられている。

現在Rビンを使用している焼酎メーカー及び銘柄(5銘柄:平成16年12月現在)
・大口酒造「伊佐錦」「黒伊佐錦」「伊佐舞」
・出水市神酒造「千鶴」(平成16年10月から)
・阿久根市大石酒造「莫祢氏(あくねし)」「鶴見」

●課題
事業は焼酎ブームで支えられている面が大きい。ブームの期間、人口の減少など先を見通す力が試される。

ボトルキープのマジックはリユースに不向き

洗ビンの作業では傷などが厳しくチェックされる

大口酒造の「黒伊佐錦」900mlRビンもありました

栄養ドリンクなどのワンウェイビンはカレットに

ツアーに参加して
・ツアーに参加するまで900mlのRビンの存在を知らなかった。知らない人が多いのではないでしょうか。リユースを周知徹底したほうがいい。

・Rビンをはじめて見ました。大変勉強になりました。

・市のイベントでも、リユースを原則として、Rビンを広めよう。

・ファミレスでバイトしていると缶の消費が多く、ビンになれば、と考えています。Rビンを含め、色々なものが環境に良いものでなければいけないですね。

今回のリユースビン視察ツアー、平成16年2月に実施した水俣市視察ツアーの取材内容をもとに、環境教育教材CD-ROM「ごみと私たちのくらし」のバージョンアップを行います。
内容はエコパートナーくまもとホームページでご紹介します。お楽しみに!

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